根拠はない

マイティースイズデリシャス

丸山隆平さんへの気持ちのイメージ、またの名を真夜中の愛の告白、実のところは劣情

丸山隆平さんのことを考えるたびに心臓の辺りに溜まっていく思いを、液体のように感じています。気付くといっぱいになっている袋。堪えきれなくなり片手で握り引きちぎっては地面に投げつけます。

それでも千切ったところからまだ鮮やかな赤色がトクトクと溢れつづけるのですが、そうやって溜まった液体は澱んで粘度を増していきます。粘り気のある重たい赤黒い液体は禍々しく光り、打ち付けられて破裂した袋から溢れ部屋を染めるのです。

丸山隆平さんの心臓に溜まる液体はどんな色をしているのでしょうか。熟れすぎたマンゴーのような色をしていたらいいな、と思います。

青臭く爽やかで、それでいて濃厚な甘い香りのする鮮やかな黄色いオレンジ色を赤黒い液体で染まった床に一つ落としていただけたら、そこでわたしの人生は完成するのでしょう。

なんて実際起こり得ないことを考えてはマンゴーの種をしゃぶり、また液体が溜まり始めるのを感じるのです。