根拠はない

マイティースイズデリシャス

表参道聖戦

丸山隆平さんを応援したいという気持ちは間違いなくあるのですが、普段恋愛ものを観つけないわたしにとって火10ドラマに出演というニュースは喜びとともに多少の覚悟を要するものでした。

アレルギーというほどではないけれど、どうしたらいいのかわからず自分からみることのなかったジャンル。しかしメインキャラクターとして丸山隆平さんが出演されるということで腹をくくったのです。

結果、恋愛要素だけではないキャラクターたちがどのように人生を選択していくのか、仕事やそれぞれの道に向き合っていく群像劇というものだったのでしょうか。身に覚えのあるような真柴ちゃんのベソベソや、香子さんの言葉に胸を打たれることもありました。

しかしわたしの拗れた性根を直してくれはしなかったようです。

わたしは決してこの作品の出来不出来を話しているわけではなく、ただひたすらにnot for meであったな、わたしにはまだ恋愛ものは早かったのだろう、でもわかる部分もあった!これは成長だ!と言っているだけであることはご承知おきください。

ではどんな形であったら、わたし向けでもある、わたしにもわかる!と感じられたのでしょうか。

 

一番思い浮かびやすいのはやはり、舟木さん回です。

丸山隆平さんのインスタライブにかじりつき翻弄された我々もまた、舟木さんであるという事実を胸に刻みながらも、もう少しドラマティックにしてみたらとても胸躍る展開となりました。

 

さて、場面は愛憎に狂った舟木さんが早乙女家を訪れるところから始まります。

突然の訪問に戸惑いながらも、他の住居人に迷惑をかけてはいけないとドアを開けたハルちゃんに襲い掛かる舟木さん、急襲さえ恵まれた身体能力で攻撃をかわすハルちゃん。半年にわたって鍛えてきた丸山隆平さんの筋肉の見せどころです。がんばれマッスルメモリー

状況が把握できないながらも防御しつつ必死に対話を試みるカウンセラーの鑑、殺伐とした現代に差す陽、ハルちゃん。ここで丸山隆平さんの受け身の演技が光ります。しかし狂気の舟木さんにその声は届きません。女性へ反撃することをためらうハルちゃんはとうとうダイニングテーブルのところまで追い詰められます。

そこへ不穏な空気を感じていたはせちゃんが登場、状況を見るや舟木さんへのジャンピング膝蹴り。

ここから女同士の肉弾戦が始まるのです。

 

はせちゃんは素手で空手かテコンドーあたりを得意とするタイプが合うかなと思っています。韓国文化の流行もありますし、ここはテコンドーで。舟木さんはやはり何か武器を持っていてほしいところです。はせちゃんとのしっかりとした組み合いをみせたいので銃やナイフではなく、警棒くらいがちょうどいいでしょう。

 

吹き抜けの広いリビング、映画を観た後そのままにしていたスクリーンを利用したトラップで舟木さんを欺くはせちゃん。しかし油断したところでソファのバネをつかってとびかかってきた舟木さんからの攻撃を食らいます。ふらつきながら階段へ逃げるはせちゃん、追う舟木さん。階段の上から舟木さんを蹴り落としたりと、もみ合いながら駿や真柴ちゃんの部屋の前までもつれ込みます。

最終的にがっつり組み合いながら吹き抜けの二階から一階のダイニングテーブルに二人そろって落下。ダイニングテーブル上でも転がりあいながらの戦い……そこへ興奮した患者を落ち着かせるための鎮静剤をセットした注射器を手にしたハルちゃんが登場。ぐったりとする舟木さん。

 

ハルちゃんを助けるためにとっさに体が動いてしまったことから自分の気持ちに気が付くはせちゃん、身を挺して自分を守ってくれたはせちゃんにときめくハルちゃん……完璧な恋の始まりです。

恋愛ものが得意でなくても十分楽しめる展開です。

 

そこからスーパーオオゼキの清水、TODOのデザイナーなど迫りくる敵を倒しながら結束を深めていく早乙女家メンバーたち……。

 

すべての刺客たちを裏で操っていたのは……もう香子さんしかいませんね。

そんな香子さんの策謀を見抜き、影から彼女の邪魔をし続けていた真の味方はもちろん令二さん(ここが判明する前に駿と令二さんとのアクションシーンあります。カーチェイスです)。

シャチの社長の下で長年銃火器の訓練を受け、シャチの取り計らいで島の秘術を受け継ぐことに成功した主人公真柴ちゃんと対峙した香子さんのピンチを救ったのも、もちろん令二さん。

香子さんを思い、犯罪に手を染めさせまいと妨害してくる令二さんを敵と判断しけん制してきた香子さんでしたが、真柴ちゃんとの闘いの中、令二さんの真意を知り膝から崩れ落ちその亡骸を抱えて涙する香子さん。

感動のフィナーレ……!!!

 

ぜひスピンオフ・新年の特別編に。

タイトルは「着飾る恋には理由があって ~表参道聖戦(オモテサンドウジハード)~」でお願いいたします。